- 読み方
いちれんたくしょう - 意味
行動や運営をこれから共にする - 使い方
結婚するということは二人で一蓮托生ということだ - 類語
一心同体・同腹一心・一致団結 - 対義語
分崩離析・同床異夢 - 英語
share the same fate
(運命を共にする)
common destiny
(運命共同体)
一蓮托生とは?意味をわかりやすく解説
一蓮托生の意味について見ていきましょう。
勘違いしやすいポイントや由来についても確認していきます。
一蓮托生の意味について
「一蓮托生」の意味は「運命やこれから先のことを仲間と共にすること」
運命共同体といったニュアンスになります。
「一蓮」とは、1つの蓮の花のこと。
そして「托生」は、命を預けるという意味合いがあります。
なので「いつまでも一緒にいる」や「行動や運命をともにする」という使い方をします。
一蓮托生の由来
「一蓮托生」は、元々は仏教の考えからきていると言われています。
仏教では死んだら生まれ変わる「輪廻転生(りんねてんせい)」という考え方があり、「もし命を失っても、さらに生まれ変わったとしても、一つの蓮の花の上で、一緒に生きて行こう」となります。
一蓮托生の使い方・例文
ずっと同じといったニュアンスで使われる一蓮托生。
それを踏まえて、どのように使うかを例文と一緒に確認していきます。
恋人や親子、仕事など深い関係性のときに使うことが多いですね。
一蓮托生の使い方・例文①
結婚を反対された二人は一蓮托生の思いで駆け落ちした
一蓮托生の使い方・例文②
夫婦は一蓮托生と言われたのは昔の話で、今は離婚も選択肢の一つになっている
一蓮托生の使い方・例文③
助けてほしいときは言って欲しい。私たちは苦労を一緒に乗り越えた一蓮托生の仲だろ?
一蓮托生の使い方・例文④
会社では部下や上司といった関係性はあるが、ともに社会を生き残るという点では一蓮托生だ
一蓮托生の使い方・例文⑤
いつか一蓮托生の間柄と言えるような人と出会いたい
一蓮托生の類語・同義語
一蓮托生と似た意味の四字熟語や言葉はいくつかあります。
運命を共にすると言ったニュアンスで使われます。
- 一心同体
- 連帯責任
- 運命共同体
- 同腹一心
- 一致団結
一蓮托生の対義語・反対語
一蓮托生と反対の意味を持つ言葉もあります。
集団や関係性がバラバラであるといったときに使います。
- 分崩離析
- 同床異夢
一蓮托生を英語で表すとどうなる?
一蓮托生をそのまま英語で表した言葉はありません。
ただ『運命をともにする』といったニュアンスを英語で表現することはできます。
- share the same fate(運命を共にする)
- common destiny(運命共同体)
- die all together(死なばもろとも)
- same boat(同じ船にいる)
一蓮托生は結婚など特別深い関係で使うことが多い
一蓮托生とは強くて深い関係性を表すときに使います。
結婚や就職などで表現されることが多いですね。
また一蓮托生と同じくらい有名な四字熟語は他にもたくさんあります。