- 読み方
いっせきにちょう - 意味
一つのことをして、同時に二つの利益を得る - 使い方
健康のために散歩をしたら友達もできた。まさに一石二鳥だ。 - 類語
一挙両得 - 対義語
二兎を追う者は一兎をも得ず - 英語
Killing two birds with one stone
一つの石で二羽の鳥を打ち落とす
一石二鳥とは?意味をわかりやすく解説
一石二鳥の意味について見ていきます。
勘違いしやすいポイントもあるので注意しましょう。
一石二鳥の意味
一石二鳥とは一つの行動で二つの利益を得ることを指します。
これは一つの石で二羽を捕らえるといった言葉の意味から来ています。
最初は”たまたま”といった偶然のニュアンスで使われていました。
ただ今では偶然以外にも使われています。
さらに一石三鳥や一石四鳥といったように、数を増やして使うケースも出ています。
一石二鳥の由来について
もともとは英語のことわざから来ているという説が有力です。
Killing two birds with one stone(一つの石で二羽の鳥を打ち落とす)
これを四字熟語にして一石二鳥となりました。
一石二鳥の使い方・例文
先ほどの意味を踏まえて、一石二鳥の使い方を見ていきましょう。
偶然というニュアンスで使う場合や、意図的に狙って使う場合があります。
一石二鳥の使い方・例文①
健康のためにヨガを始めたら友達もできた。一石二鳥だった。
一石二鳥の使い方・例文②
出世やプライベートのことを考えて英語を習い始めた。実際、年収も上がって外国に友達もできて一石二鳥だ。
一石二鳥の使い方・例文③
出会いもあればいいなとアルバイトを増やしたけど、バイト代が増えただけ。一石二鳥とはいかなかった。
一石二鳥の使い方・例文④
このお店が家から近いし一番安い。一石二鳥で助かる。
一石二鳥の使い方・例文⑤
思い切って髪をバッサリ切ったらスッキリしたし、ドライヤーの時間も短くなって一石二鳥だった。
一石二鳥の類語・同義語
一石二鳥と似た意味の四字熟語はいくつかあります。
ひとつの行動からふたつの利益を得るといった意味合いでは同じですね。
- 一挙両得
- 一箭双雕
- 一挙両全
- 一発双貫
一石二鳥の対義語・反対語
一石二鳥と反対の意味の言葉はあるのでしょうか。
ひとつの行動で2つの損失になる。
または2つの利益を狙ったけど、どちらも得られなかったという意味合いならありました。
- 一挙両失
- 虻蜂取らず
- 二兎を追う者は一兎をも得ず
- 一も取らず二も取らず
- 欲す鷹は爪落とす
一石二鳥を英語で表すとどうなる?
もともと一石二鳥は英語のことわざにあると言われています。
「Killing two birds with one stone(一つの石で二羽の鳥を落とす)
ここから和訳して「一石二鳥」となったと言われています。
一石二鳥は有名な四字熟語!知らないとヤバいかも
一石二鳥はとても有名な四字熟語になります。
類語や反対語・英語なども知っておくと良いですよ。
また一石二鳥と同じくらい有名な四字熟語は他にもたくさんあります。