- 髪と頭皮のための湯シャンなのに臭い?
- 逆に頭皮がベタついてニオイが悪化
『髪と頭皮に良い』って聞いたから始めた湯シャン。
ネットでも雑誌でもテレビでも、ノープー派の人ってポジティブな意見が多いですよね?
それなのに実際に試してみたら、1週間もたたないうちに頭皮がベタベタして脂臭くなってしまった。
実はこれ間違った湯シャンをしているサインなんです。
しかも頭皮臭は自分だけじゃなく、周囲の人も不快にさせている危険があります。
そもそも人間の鼻は自分のニオイには慣れるようにできているもの。
それなのに頭皮の自分のニオイに気づくということは、今のあなたの頭は”そうとうクサい”のかもしれません。
今回は湯シャンで臭う原因と対策についてお話しします。
正しく湯シャンをすれば、ニオイに悩まされることなく頭皮環境を整えることができますよ。
湯シャンで頭が臭い?髪や頭皮が臭い2つの原因
シャンプーで洗う生活から湯シャンに変えた後に頭が臭う原因は2つあります。
まず1つ目の原因が、いきなり湯シャンに切り替えたことで『一時的に頭皮に皮脂が多くなっているケース』
以前までシャンプーで髪を洗っていたときは、汚れと一緒に頭皮の皮脂もシャンプーがごっそり落としてしまいました。
でもそのままだと、頭皮は乾燥しちゃいますよね?
だから体は『もっと皮脂を出そう』と洗髪後にたくさん皮脂を分泌していたんです。
そんな生活をずっと続けていたのに、ある日を境に急に水洗いに変えた。
だからまだ体が湯シャンに対応できず、皮脂が頭に残っているのに、新しい皮脂を分泌している状態なんですね。
このように一時的に頭に皮脂が多くなって、ロウソクみたいな脂臭いニオイがしてしまいます。
一時的な原因なので頭皮臭の応急処置をしながら、皮脂の分泌量が適切になるのを待てば問題ありません。
2つ目の頭皮臭の原因が『湯シャンの仕方を間違っているケース』
湯シャンはシャンプーを使わずに頭を洗うだけだと思っていませんか?
もしそんなイメージで髪を洗っているなら、汚れを落としきれてない可能性が高いです。
頭皮に汚れが残ったままだとニオイ菌などの雑菌が繁殖。
頭皮が不潔になってニオイが強くなっている状態かもしれません。
- いきなり湯シャンに切り替えて頭皮の皮脂量が増えている
- 湯シャンの仕方を間違えている
これが湯シャン後におこった頭髪臭の原因です。
逆に言えば、この2つの原因を取り除けば、頭からニオイがしない湯シャン生活を送ることができます。
湯シャンによる頭の臭いはやめてほしいと周囲も迷惑している?
湯シャンに切り替えてから臭う頭皮臭。
できるだけ早く対処しないと、周囲に迷惑をかけてしまいます。
そもそも人はニオイに慣れる性質を持っているんですね。
(満員電車に乗った瞬間はクサいくても時間がたつと気づかなくなるのも、この性質があるから)
だからこのまま何も対応をしないと、自分のニオイに気づけなくなってしまいます。
それで『ニオイが消えた』と勘違いするかもしれませんが、周りからしたらメチャクチャ臭い。
でも周囲の人はあなたを傷つけまいとして、指摘できない。
こんなことがずっと続けば、人間関係にも悪影響がでると思いませんか?
『自分でも臭うんだから周りにもバレてるかも』
このように自分自身のニオイに気づける今のうちに対処した方が良いんです。
そのためにも先ほど話した2つの原因にアプローチしていきましょう。
対処方法はメチャクチャ簡単ですよ。
湯シャンの頭皮臭の対策① ノープー初期のベタベタ期に頭皮臭専用シャンプー
1つ目の原因は『一時的に皮脂量が増えていること』
これは『いきなり湯シャンに切り替えたこと』がキッカケになっています。
だから対処法も簡単。
シャンプーと湯シャンを併用して、少しずつ湯シャンに切り替えるようにすれば解決できます。
例えば湯シャンを3日に1回のペースから始めて、2日に1回、3日に2回と徐々に頻度を増やしていく。
あるいは1回に使うシャンプーの量を、徐々に減らしていくのも良いですね。
このようにシャンプーを使わない洗髪に、体を徐々に慣らしていくと臭うことなくスムーズに移行できます。
そのときに使うシャンプーは、頭皮臭を防ぐ成分が含まれたタイプにすれば文句なし!
防臭作用があれば、湯シャンに移行してるときも頭皮臭のリスクを抑えることができますよ。
湯シャンの頭皮臭の対策② 頭皮が臭くならない湯シャンのコツ
湯シャンは文字通り『お湯で髪を洗う洗髪』です。
でもただ髪をお湯で濡らすだけじゃありません。
髪や頭皮の汚れをしっかり落とせないと洗髪の意味はありませんよね?
なのでシャンプーを使わなくても、汚れを落とせる髪の洗い方を実践しましょう。
これで頭皮の汚れや余分な皮脂が臭うことがなくなります。
①入浴前にブラシで髪をとく
- 大きな汚れをブラシでとる
- お湯だけでも洗いやすくなる
②シャワーで髪と頭皮を濡らす
- 湯船のお湯は熱くて頭皮を乾燥させる
- 38℃~40℃が理想
③湯船に使って頭皮マッサージ
- 指の腹で頭皮を揉み洗い
- 側頭部⇒後頭部⇒前頭部と洗う
④タオルで髪の水分を吸収する
- タオルで優しく髪を挟んで水分をとる
- ゴシゴシ洗うと髪が傷つくので注意
⑤ドライヤーで髪を乾かす
- 温風を髪の根元から毛先に向けて当てる
- 冷風で髪を乾かせてない箇所を見つける
- 乾いてない箇所だけ、また温風に切り替えて乾かす
このように湯シャン時の洗髪のポイントは入浴前にブラシを使うこと。
そして頭皮をマッサージするように汚れを落とし、乾かす時も髪を労わることを意識しましょう。
汚れや余分な皮脂を落とせてないと雑菌が繁殖して臭いやすくなります。
この方法を使えばシャンプーを使わずにお湯だけで髪と頭皮を清潔に保てますよ。
湯シャン×整髪料は頭の臭いの原因になる
湯シャンは頭皮や髪に優しい洗い方なのは間違いありません。
でも髪にワックスやヘアスプレーなど整髪料をつけている場合は別です。
…というのも、整髪料がついた髪をお湯だけで洗い落とすのってすごく時間がかかるんですね。
ブラシをしても指通りが悪いままだし、髪もベタベタしてなかなか落ちない。
なので整髪料を使った日は少量のシャンプーを使った方が汚れを落としやすいです。
湯シャンにこだわって、ずーっとお湯で洗っていた方が髪や頭皮に負担がかかります。
整髪料をつけたとき日だけは、シャンプーを少量使った方が楽に洗い落とせますよ。
湯シャンして頭皮が臭いときはしっかり対処しよう
今回は湯シャンで髪や頭皮がクサいときの原因と対策を見ていきました。
■ 原因① 一時的に皮脂量が増えている
- 少しずつ湯シャンに切り替えていく
- 防臭効果のあるシャンプーを使う
■ 原因② 髪の汚れや皮脂を落とせていない
- 入浴前にブラシで髪をとく
- 頭皮マッサージを意識して髪を洗う
- 髪をドライヤーで乾かしきる
※整髪料を使った日は少量のシャンプーを使う
何も対応しないままだと、いずれ自分の頭皮臭にも気づけなくなります。
頭が臭ってるのに『湯シャン良いよ~』って周りに勧める”裸の王様”状態になるのって嫌ですよね?
頭皮臭専用のシャンプーを使いながら、上手に湯シャンに切り替えれば、こんな事態は避けることができます。
焦らず少しずつ、湯シャンのペースを増やして、髪と頭皮を守りませんか?