実家暮らしは基本的に、何歳まで続けても構いません。
仕事や親の健康など、家庭の事情は人それぞれ。
金銭的な援助も含めて親を支えていれば、ずっと実家暮らしをしても問題はありません。
ただそうはいっても多くの人はいずれ実家を出る時期があるのも事実。
そこで今回は『実家暮らしは何歳までがいいのか』についてお話しします。
- 統計やデータで平均年齢を見る
- 実家暮らしへの世間のイメージ【男女別】
- 実家暮らしを続けるときのルール
これらのポイントを抑えれば、周りの声に惑わされることはなくなります。
あなたの意志や状況を考えながら、一人暮らしをするタイミングがわかってきますよ。
実家暮らしは何歳まで?いつまでいいのか平均値を調査
まずは多くの日本人が、何歳まで実家暮らしをしているのか。
そしてどのタイミングで実家を出て一人暮らしをしているかを確認します。
実家を出た人のアンケート調査
Lineアンケートによると、実家を出た経験がある人は約8割いました。
これは同棲や結婚なども含めての数字です。
10代だと男女の約8割が「実家を出て生活したことはない」と回答しています。
なので多くの人は20代に入って実家を出ていることがわかりますね。
アンケート調査を見ると、実家を出たことがある人が多数なのは事実です。
こういった背景が、『大人で実家暮らしはダメ』という風潮を生んでいるのかもしれません。
実家暮らしを辞めるタイミング
実家暮らしを辞めるタイミングについても、一定のパターンがありました。
新生活が始まるタイミングが多いですね。
- 大学進学
- 就職
- 転勤
- 転職
- 同棲
- 結婚
大学に関しては、家から通えるかどうかで一人暮らしが決まります。
ただ就職に関しては、家から通えるけど一人暮らしを始める人も一定数いますよね。
これは『社会人になったら一人暮らしすべき』と考える人が多いことが関係しています。
- 約8割が実家を出た経験あり
- 20代から一人暮らしする人が多い
- 新生活が始まるタイミングで実家を出る
実家暮らしは何歳まで?世間のイメージはいつまでOKか
次は実家暮らしを続ける人へのイメージを見ていきます。
何歳まで実家暮らしをしていいのかを、世間体から見ていきましょう。
実家暮らしの男は30歳を超えるとモテない?
マイナビウーマンが女性に行った調査によると、男性の実家暮らしは30歳までと考える人が最多でした。
「男性が実家暮らししていたらヤバイと思う年齢は?」という質問に、約4割の女性が30歳と回答。
多くの女性は経済的に安定もしているなら30歳までには家を出るべきと考えているようです。
特に都会だと一人暮らしすべきとの声も多く、実家暮らしの男性へのネガティブな意見もありました。
- 収入が低いのではないか
- 趣味にお金を浪費していそう
- マザコンかも
- 家デートができない
- 家事などができないのかも
ただ逆に言えば、約6割の女性は30歳以降も実家暮らしがOKと考えているということ。
「田舎は実家暮らしが普通」や「貯金など堅実なイメージがある」という考えもありました。
確かに実家暮らしは貯金しやすいというメリットはあります。
実家暮らしのデメリットを感じなければ、そのまま家を出るタイミングがない人も多いでしょう。
実家暮らしの女はわがまま?
女性の9割は30歳までに家を出た経験があるという結果でした。
男性から見たイメージでも『結婚相手として不安』という声が多いです。
- 家事ができないのではないか
- 働いていないのではないか
- 金銭感覚がズレていそう
- 付き合ってもお泊りしにくい
このように交際相手としてイメージが良くない面はあるようです。
また実家だと親の手料理が美味しいので、つい食生活が緩みがち。
ダイエットに失敗したり、休日にダラダラして出会いがないと悩む人も多いです。
- 男性は30歳までが一般的
- 女性も30歳までに実家を出る人が多い
- ただ家庭の事情などで理解がある人も多い
実家暮らしって何歳まで?私が”いつまでもOK”だと思う理由
世間的な声で言うと、男女ともに30歳までがボーダーラインでした。
ただ私の意見は全く違います。
私は『何歳までも実家暮らしで良い』と考えているんですね。
その理由や、社会人としての実家暮らしのルールなどをお話しします。
【結論】理由があれば何歳でも実家暮らしを続けて良い
私は何か理由があれば、何歳でも実家暮らしを続けて良いと思っています。
親との関係や健康状態、またはあなた自身の置かれている立場など、家庭環境は人それぞれ。
『何歳までに実家を出ろ』って法律で決まってるわけでもないですし。
- 実家の家業がある
- 夢のためにお金が必要
- 親への介護
- 持病がある
- 再就職中
- 離婚した
- フリーター
特に収入的に不安定な状態であれば実家暮らしの方が良いケースは多いです。
正社員ならともかくフリーターで一人暮らしをするとなるとアルバイト浸けになりますし。
私の場合は株に興味があり、頭金を揃えるために実家暮らしをしていました。
家賃分ほど親に生活費を渡しても、貯金ペースは一人暮らしより実家暮らしの方が早い。
なので正社員として働き始めてからも、実家を出ずにコツコツと貯金を続けていました。
その後は母の大病もあり実家暮らしのメリットが大きくなります。
母やいる病院に通院するときも実家暮らしだと着替えなど持って帰りやすいんですね。
こういった経緯があり、私は『理由があれば実家暮らししてもいい』という考えに落ち着きました。
実家住まいを続けるときに守りたい”3つのルール”
理由があれば何歳でも実家住まいはOKという考えは変わりません。
ただそれと同時に守りたいルールも自分で作っています。
まず1つ目は親への資金的な援助。
家賃や食費を親に出してもらっているという感覚で、生活費を渡すことです。
私は同年代の仕送りより多く渡すというルールを作りました。
2つ目は家事ができるようになること。
実家暮らしだと特に料理に関しては、親がやってくれる環境になりやすいです。
ただそれだと親が体調を崩したときに、急に料理する必要性が出て大変なんですね。
なので日頃から休日だけでも料理を家族に振舞うようにした方が良いです。
自炊ができれば一人暮らしをしたときも、すぐ環境に慣れることができますよ。
3つ目は親孝行と定期的に行うこと。
実家暮らしということは一人暮らしをする人より親といる時間が長くなります。
なので親孝行ができる回数を増やすこともできるんですね。
親孝行というと大げさですが、少しの親切を心掛けていました。
- 両親が行きたいところまで車で運転する
- 休日は家事全般をして親は好きなことをする
- 1年に1回は家族旅行として宿を手配する
実家暮らしというと自立していないといったマイナスイメージはあります。
ただ自分ができる範囲内で支援や親孝行をすれば、そういった世間の目は気にならなくなりますよ。
実家暮らしは何歳でも続けて良い!ただ親への支援は忘れずに
世間的には30歳までというのが実家暮らしのボーダーラインでした。
ただ実際はそれぞれの家庭の事情がありますし、そこまで気にすることではないと私は思います。
お互いに助け合える距離感で暮らして、できる範囲内で親を助ける。
この暮らしを心掛けていれば、周りの声に惑わされなくなりますよ。