2021年の12月末に貯金(資産)が1000万円を達成しました。
正社員として働き始めるのが遅かった私ですが、貯金ペースは早かったです。
その理由は実家暮らしをフル活用したから。
今回は実家暮らしで貯金したい人向けに、お金を貯める方法を解説していきます。
努力や根性を使わずに、自動的に貯金できる仕組みを作るのが秘訣です。
実家暮らしは貯金するチャンスなのに
実家暮らしは貯金したい人にとっては素晴らしい環境と言えます。
ただその環境を活かしている人って、実は少ないんですね。
まずは実家暮らしのうちに、貯金するのがどれだけチャンスかを見ていきましょう。
① 実家暮らしと一人暮らしの貯金の平均
マイナビウーマンが22歳~39歳までの社会人を対象にした調査を紹介。
毎月の平均貯金額は以下のようになりました。
- 実家暮らし女性の平均貯金額は33,691円
- 一人暮らし女性の平均貯金額は30,110円
家賃や食費などの固定費がかからないので、その分だけ貯金できるはず。
それなのに実家暮らしだとつい浪費が増えて、実際の貯金額は大差がありません。
この辺りは『実家暮らしは甘えだ』と言われる理由にもつながります。
② 年代別の貯金額の平均値と中央値
次は金融広報中央委員会が行った「2019年度家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」を紹介。
年代別の貯金額は以下の通りでした。
- 20代の貯金額…平均値106万円・中央値5万円
- 30代の貯金額…平均値359万円・77万円
- 40代の貯金額…平均値564万円・50万円
- 全世代の貯金額…平均645万円・45万円
これは一人暮らしをしている人も含めた結果となります。
実家暮らしだったら、この平均値以上は貯金しておきたいですね。
次は私が貯金1000万円を貯めるまでの経緯をお話しします。
実家暮らしで貯金が1000万を達成した経緯
私は大学生から社会人となり1000万円を貯めました。
その経緯について簡単に説明していきます。
特別な努力だったり、何かを我慢したわけではありません。
新卒の社会人一年目から貯金をスタートさせる
大学生のときは貯金0だった私。
貯金生活がスタートしたのは社会人デビューしてからでした。
貯金をしていたというより、仕事に苦戦していてお金を使う暇がなかったんですね。
仕事を初めて1年ほど経って、貯金通帳を見たら勝手にお金が貯まっていてビックリ。
そのときから『貯金があると普段の生活で不安が減る』ということに気づきます。
実際に体を壊したときも貯金があったから仕事を辞めることができました。
奨学金や車などの出費も、貯金があったからこそ対応できた面も。
無理な節約はせず自動化をして毎月10万を貯金
手取り20万ほどからスタートした社会人生活。
貯金のメリットを知った私は、普段からムダな出費を避けて生活を送っていました。
最低でも毎月10万円は貯金して、給料だけでも年間120万円ほどを貯蓄。
そこからボーナスなどは全額貯金して、お金を貯めていきました。
心掛けていたのは我慢や根性で節約をしないこと。
趣味や交際費にはお金を使いつつ、倹約の自動化に取り組みました。
実家暮らし特有のストレスなどもあるので我慢は体に良くないことを痛感したんです。
30歳で1000万円を達成!出費もあった
無理なく貯蓄を続けて6年ほど働き、30歳で貯金1000万円を達成。
その間には大きな出費もありました。
- 大学の奨学金200万円
- 親が乗る車150万円
- 病気で1年ほど休養して無収入に
体調を崩してからは手取り収入も増加は期待できず。
その分だけ意識的に倹約をして貯金だけは進めていきました。
その経験を活かして、実家暮らしを活用した貯金方法を解説していきますね。
実家暮らしを活用した貯金!【理想と計画編】
まずは目標や計画を立てましょう。
漠然と貯金をしていただけでは途中で挫折したり、浪費に使ってしまいます。
ハッキリとして目的があれば、夢も実現しやすいですよ。
① 貯金による理想の未来は?
あなたはなぜ貯金をしたいのでしょうか?
貯金で貯めたお金で何をしたいのか考えてみましょう。
『何かあったときにお金がないと困る』というのは誰にでも当てはまります。
具体的にどんな状況かまでハッキリさせると良いですよ。
- 100万円あれば体調を崩したときに仕事を休める
- 100万円あれば親に何かあったときに生活を助けられる
- 50万円あれば旅行にいく回数が増える
- 結婚資金に50万円ほど貯めておきたい
ちなみに私の場合は株に興味があったのが貯金の目的でした。
配当金生活を送りたくて貯金をスタート。
1000万円では全く達成できない目標ですが、今もその夢の実現を目指して生活をしています。
② 収入は手取りと仕送りで計算する
具体的な貯金の目的や額が決まったら、次は収入面を計算します。
会社からの給与をそのまま計画表に入れるのはおすすめできません。
なぜなら実家暮らしといっても、固定費があるからですね。
例えば親に渡す生活費など。
一人暮らしをしない分、自分の部屋の家賃や食費分くらいは生活費として親に渡すもの。
なので手取り20万円だとしても、生活費で5万円を渡していたら実質15万円の収入となります。
実質の収入で計算しないと計画は立てにくいですよ。
③ 早く目標を達成したいときの解決策
目標額と毎月の実質収入がわかれば、何年で目標が達成できるかわかります。
ただ『もっと早くお金を貯めたい』と思うのは当然。
そんなときは大きく分けて2つの方法があるんですね。
まず1つ目は出費を減らすこと。
普段から節約を意識して、収入を変えずに貯金額を増やしていく方法です。
2つ目の方法は収入を増やすこと。
転職や副業などで収入を増やして生活を維持すれば、貯金額は増えます。
今回は私も実践したこの2つの方法について紹介。
どちらも再現性が高く誰にでもできる内容となっています。
実家暮らしで貯金ペースを上げる方法【出費編】
実家暮らしは、そのまま生活をしても一人暮らしより出費は減らせます。
ただ次のポイントを抑えれば、さらに出費を減らせますよ。
① 固定費の削減がコスパ最強
出費を見直すときに最初に注目したいのが固定費。
実家暮らしでも家賃や食費以外で固定費は存在します。
固定費を減らすメリットは、一度見直せばその後はずっと自動的に節約できること。
面倒なのは最初に1回だけなので、この機会に固定費を見直してはいかがでしょうか?
- スマホを格安SIMにする
- 年会費が必要なクレジットカードを解約する
- 音楽や動画のサブスクを解除する
- 不要な保険を解約する
- 本を買わずに図書館で借りる
- 欲しい服をメルカリで買う
- ジム通いを辞める
実家暮らしでもダイエットなどは自宅で可能。
自分の部屋さえあれば消費カロリーを増やす運動はできます。
② 我慢は不幸の元。幸せはお金で買えない
出費を減らすときに注意したいのは我慢すること。
本当はやりたいことがあるのに我慢して節約するのはおすすめできません。
なぜなら幸福度や満足度が下がってしまうから。
- 友達との遊びをキャンセルする
- 外食を0にして毎日自炊にする
- 恋人との過ごし方は相手の家デートだけ
たまに節約するのは良いけど、徹底して0を目指すのは危険。
幸せはお金で買えないので、過度な我慢は不要です。
そういった意味でも固定費の見直しをおすすめします。
実家暮らしで貯金ペースを上げる方法【収入編】
収入を増やすとなると転職や副業が候補になりますよね。
ただ実際に取り組んで成功する人は限られています。
私は転職などではなく、誰でもできる収入UP方法を実践しました。
ポイ活を趣味にする
私が一番最初に取り組んだのがポイ活でした。
特にポイントを自動的に貯まる仕組みを作るのにハマったんです。
楽天ポイントなら自動化が簡単。
何もしないで最初の登録だけで勝手にポイントが貯まっていきますよ。
- 楽天カード払いでポイント獲得
- 楽天ポイント運用
- 楽天ポイント利息
- 欲しいモノは楽天市場で買う
- 楽天モバイルを使う
基本的に勝手にポイントが貯まっていくので、何かをする時間が省けます。
今は楽天ポイントが10万ポイント分ほど貯まりました。
次に取り組んだポイ活がアンケートモニター。
アンケートモニターとはアンケートに答えるだけでポイントがもらえる稼ぎ方のことです。
誰にでも取り組めるし、通勤中の電車時間だけ利用しても十分ポイ活は可能。
複数のアンケートサイトを掛け持ちすれば月5000円ほどは稼げます。
本格的な副業ならクラウドソーシングを見る
アンケートモニターだけだと稼げる額に不満が残りました。
そこで私が次に取り組んだのが在宅の副業。
在宅なら好きな時間に取り組めるし、応募するかどうかも自分で決めることができます。
仕事が忙しい時期は応募しなければ副業の負担も0。
在宅ワークを調べるときはクラウドソーシングを利用しましょう。
登録しなくてもどんな仕事があるかをチェックすることができます。
- Webライター
- アプリの動作確認
- シール貼り
未経験者やスキル不要でも取り組める案件は意外と多いんですね。
そういった在宅ワークから始めて、少しずつ仕事に慣れていくのが良いでしょう。
実家暮らしは貯金したい人にとって最強の環境
実家暮らしだと一人暮らしより貯金ペースは上げやすいです。
親に生活費を渡すにしても、家賃や食費分は浮くので貯金しやすいのは確実。
将来的には一人暮らしすることになるので、今のうちに貯金を始めませんか?
まず最初は目標額を設定。
そして貯金ペースを上げるために出費の見直しやポイ活などを検討しましょう。
転職や副業など本格的な収入UPでなくても、貯金の仕組みは作れます。
もし実家暮らしが嫌になったときも貯金があれば、すぐ一人暮らしをスタートできますよ。