実家暮らしは、ある意味で最強の暮らし方と言えます。
実際に30歳まで実家で暮らしていた私も、実家暮らしだからこそ助かったことがたくさんありました。
ただダラダラと実家住まいを続けるのは、あなたにとっても親にとっても負担となります。
そこで今回は実家暮らしのメリットや環境の活かし方を紹介。
目標を持ち実家で暮らす期限を設定すれば、あなたの暮らしも充実しますよ。
実家暮らしは最強なのは2つ理由がある
なぜ私が実家暮らしが最強だと考えているのか。
それは次の2つの経験があったからでした。
① お金の自由度が上がる
まず実家暮らしをすることで、固定費がメチャクチャ削減できます。
一人暮らしだと家賃・食費・光熱費など、暮らしに必要な固定費がたくさん。
ただ実家暮らしを続ければ、親への生活費を渡す以外は、自由にお金を使うことができます。
貯金もできるし、夢があれば資金集めにもなりますよね。
逆に体調を崩したり、離職や離婚などになっても実家に戻ればお金の心配も減ります。
(私も体調を崩して退職したときは実家暮らしで助かりました。)
このように実家で暮らすということは、お金の負担が軽くなるんですね。
② 時間の自由度が上がる
実家暮らしで自由に使えるのはお金だけではありません。
時間も自由に使えるようになります。
一人暮らしだと買い物・家事・自炊など、暮らしを維持するために必要な時間があるんですね。
ただ実家暮らしだと家事なども家族全員で負担するので、自由に使える時間が増えます。
私も仕事がある平日は親に任せっぱなしで、家事などは休日だけしていました。
仕事が忙しい時期なんかは、家に帰って料理が作られていると心がホッとします。
余った時間は家族それぞれが趣味など、やりたいことに使えるんですね。
【補足】私が実家暮らしをした理由は投資だった
私が社会人になった後も実家暮らしをした理由は投資でした。
以前から投資に興味があった私は、資金が必要だと考え一人暮らしを保留。
実家で暮らしながら、余ったお金を貯金して、余った時間を勉強に当てました。
その後は病気になったり、親も大病をしたりと、家族で乗り越える問題が増えてきます。
結局、30歳まで実家暮らしを続けていたのですが、その選択自体は後悔していません。
- やりたいことがハッキリしているとき
- 金銭的や体力的に生活が苦しいとき
そんなときに実家暮らしだと家族に助けてもらいやすいのでメリットを感じます。
お金と時間の自由度が上がるので最強だと感じていました。
- お金の自由度が高まる
- 時間の自由度が高まる
- 人生のピンチも家族で向き合える
実家暮らしは誰でも最強なのか?状況別に考える
どんな状況でも実家暮らしはメリットがあるのでしょうか?
学生の時期や、社会人になってからなど、状況別で考えていきます。
非正規労働者(フリーター)が実家暮らしするメリット
学生やフリーターが実家暮らしをするメリットはあります。
それは本業に集中できるということ。
大学生なら実家暮らしを続ければ、勉強に集中できます。
アルバイトを始めることになっても、自炊など家事をしない分は取り組みやすいでしょう。
何か夢があってフリーターをしている場合も同じですね。
資格の勉強だったり、学校に通う資金集めのためにも実家暮らしの方がメリットが多いです。
もちろん自立するために一人暮らしをするのも良いでしょう。
ただ一人暮らしを成立させるために働く時間や消えていくお金を考えると、本業に支障が出る可能性が高いです。
正社員・公務員が実家暮らしをするメリット
仕事を始めたあとも実家住まいのメリットはあります。
まず仕事を始めるときの新生活に慣れることに集中できること。
初めての社会人生活は、わからないことばかりで辛いことも多いです。
なんとか一人前に仕事を覚えるまで、会社での生活に集中できるのは実家暮らしのメリット。
それにお金の貯まるペースも、学生やフリーターのときと比べて早くなります。
親に5万~7万円ほど生活費を渡したとしても、自由に使えるお金は月15万円ほど。
一人暮らしをする資金集めにするのも良いし、夢や目標があれば貯金もハイペースで可能です。
『実家暮らし=社会人としてダメ』とレッテルを貼ってくる人はいますが、明確な理由があればメリットの方が大きいと私は考えています。
- 学生は勉強に集中できる
- フリーターも夢や目標達成に専念できる
- 社会人になるとハイペースで貯金できる
- ただ『社会人で実家暮らしはダメ』と考える人も多い
実家暮らしという環境をフル活用するための暮らし方
最後は実家暮らしという環境をフル活用する方法を考えていきます。
何となく楽だからとダラダラ実家暮らしをするのはオススメできません。
親の介護など、あなたが家事や育児をする立場になったときに対応できないからです。
次の3ステップを実践して、実家暮らしという環境を活用しませんか?
① 目標と期限を設定する!一生、実家暮らしで考えない
ずっと実家暮らしをする人も一定数はいます。
例えば仕事が家業であったり、親の介護などが必要になった場合など。
ただ最初から『もうずっとこのままでいいや』と考えるのはダメ。
精神的に依存していると、いつか金銭的にも親に依存するリスクが出るからです。
なのでまずは夢や目標をハッキリさせましょう。
そしてそのために実家暮らしを活用するという意識を持ちます。
- 転職のための資格を取りたい
そのために時間に余裕がある実家暮らしを続ける - 病気を治して健康になりたい
ゆっくり休養するために実家に戻る
このように目標があれば、実家暮らしをする期限も同時に設定することになります。
なんとなく親と暮らすのではなく、将来の自分にプラスになるように考えていきましょう。
② 実家暮らしのデメリットへの対処法を事前に考えておく
お金と時間の自由度が上がる実家暮らし。
そんな実家暮らしですが、大きなデメリットもあるんですね。
それが恋愛。
恋人ができると夕食はデートをしたり、泊まって朝帰りというシチュエーションも出てきます。
そんなときに実家暮らしだと、いちいち親に説明する必要が出てくるんですね。
気軽に家デートをするわけにもいかないし、恋愛面ではデメリットが大きいのが実家暮らしの特徴。
親に説明する時間を作るか、一人暮らしをして気軽に恋人と会えるようにするか。
恋愛のように実家暮らしのデメリットに、どう対応するかを事前に考えるのも大切です。
③ 実家暮らしへの世間の目を覚悟しておく
社会人になっても実家暮らしを続けると、必ずと言っていいほど嫌味を言われます。
『なんで一人暮らししないの?』と理由を聞かれるだけではありません。
『その年で?』とか『ありえない』など、考えごと否定してきます。
特に年上や都心住まいの人に多い価値観ですね。
実家暮らしを快適に続けるためには、こういった意見をする人との接し方も大切。
できるだけ距離を取るのが理想ですが、職場など避けられない空間なら返答を準備しておくのも手です。
- 親の介護が必要だから
- 貯金をしてやりたいことがある
- 今のうちに親孝行しておきたい
相手が『それなら仕方ないね』といえる理由があれば、それを伝えた方が良いでしょう。
世間の目に惑わされないことも、実家暮らしを快適にするポイントです。
- 目標と期限を決めて”やりたいこと”に集中する
- 実家暮らしのデメリットへの対処法を事前に用意する
- 嫌味を言ってくる人への返答も考えておく
実家暮らしは夢や目標を持つ人には最強!期限を決めて暮らそう
実家暮らしは何歳までしてもかまわないと私は思います。
あなたが実家暮らしをすることで生活費や介護など、親を助けられれば誰も文句はありません。
ただ目的もなく何となく実家で暮らして親に負担をかけさせ続けるのは辞めましょう。
実家暮らしは家族全員で暮らしを負担していくことです。
お互いに出来る範囲で助け合うことで、誰かがピンチになったときに手を差し伸べやすいんですね。
精神的に自立していれば、特に実家で暮らしていても問題はありません。