- 後頭部から生乾きのニオイがする
- 翌朝の枕が雑巾みたいな臭い
- 髪の毛って乾かさないと臭い!?
仕事終わりに疲れた状態でお風呂に入ったあと、ドライヤーで髪を乾かすのって面倒ですよね?
放っておいても勝手に乾くから自然乾燥で済ませがち。
でもそんな髪の毛を乾かさない悪習慣が頭皮臭のリスクを高めてしまいます。
人は頭皮の匂いには気づきにくいと言われています。
鼻と頭は距離があるし、近づけて嗅ぐのも無理ですよね?
だから「それでも臭うとき」というのは、よっぽどクサい状況かもしれません。
今回は自然乾燥で頭皮が臭う原因と正しく髪を乾かしてニオイを予防する方法を見ていきます。
素早く髪を乾かす方法を実践して、半乾きの頭皮臭から卒業しませんか?
髪の毛をすぐ乾かさないと臭いワケ!生乾きで臭くなる2つの理由
- 次の日の朝に起きたとき枕カバーが臭い
- ちゃんと髪を洗ってるのに風に乗って頭皮の匂いに気づく
このように髪を乾かさないと髪や頭皮が臭いやすくなるとき。
そこには2つの原因が隠されています。
原因を取り除かないと、ニオイを遠ざけることはできませんよ。
①風呂上りの生乾き中に頭皮の雑菌が繁殖
髪を乾かさないと頭皮は濡れたままですよね?
そうすると頭皮に雑菌が増えてしまうんです。
洗濯物を干さずに置いておいたり、雑巾を放置した後って臭いませんか?
それと同じで自然乾燥をした頭皮は雑菌臭(カビやザリガニみたいなニオイ)に繋がってしまいます。
特に髪が長かったり、タオルを巻いて寝たりすると、湿度が高いため菌が繁殖しやすいので注意。
ドライヤーなんてめんどくさいって気持ちはよくわかりますが、生乾きは頭皮を不潔にして悪臭や痒みの元になります。
②濡れた髪が外出先のニオイを吸着!タバコ臭が混じる
先ほどは頭皮臭でしたが、髪を乾かさないと髪自体も臭くなります。
それが混合臭というニオイ。
髪にいろいろなニオイが付着して混ざることで不快なニオイになってしまうんです。
もともと髪には表面を覆うキューティクルがありますよね。
実はこのキューティクルは髪が濡れたままだと、ささいな刺激でも傷つきやすくなる性質があります。
自然乾燥をしている間にブラッシングしたり、枕で寝返りを打つとキューティクルが傷つく。
するとその傷ついた箇所に、ニオイ分子がひっついてしまうんです。
- 焼肉、納豆、焼き魚、ペット
- 加齢臭、汗、他人の体臭
- 車の排気ガス、座席のニオイ
こういった匂いが髪にひっついて、髪がプーンと匂う。
そのニオイが気になってヘアワックスなどの整髪料や香水、コロンを付けるとさらに混合臭となります。
【オマケ】髪を乾かさないと臭いほかにもフケやハゲる原因にもなる
少し話は脱線しますが、洗髪後に髪を乾かさずにいるとニオイだけでなく薄毛リスクも高まります。
頭を濡らしたままだと頭部が冷えて血行が悪くなる。
その分、栄養が髪に行き届かなくなり髪が弱くなってしまいます。
育毛という視点から見ても、髪って乾かした方が良いんですよね。
では最後に髪を頭皮や髪を傷つけずに早く乾かす方法を見ていきましょう。
髪の毛を自然乾燥させると臭いとき!時短で乾かす方法
どうすればドライヤーを使って早く髪を乾かすことができるのでしょうか。
その方法を3ステップに分けてお話ししてきます。
ちなみにドライヤー選びに関してはとくに特別な機能は必要ありません。
今、家にあるもので全然OK。
STEP1 大きなタオルで頭皮の水分を吸い取る
ドライヤーで早く正確に髪を乾かすには、タオルの使い方が大事なんです。
そうはいってもゴシゴシ洗うとキューティクルが傷んでしまうので絶対ダメ。
吸水性の良いタオルを使って頭皮をポンポンとたたき水分を吸い取ります。
そのまま次はタオルで髪を挟んで水分を吸収させていきましょう。
心掛けたいのは「頭皮や髪についている水分をタオルで吸収すること」
時間にすると20秒もありませんが、これをするだけで髪を傷めてニオイが付くリスクも減ります。
STEP2 ドライヤーを温風にセットして水分を飛ばす
次はドライヤーを当てていきますが、ドライヤーも頭皮から先に乾かしていきます。
髪をかき上げながらドライヤーを小刻みに揺らして頭皮に風を当てていきましょう。
コツはドライヤーと頭を20cmほど離すこと。
熱風で水を蒸発させるというより、風で水分を飛ばすイメージですね。
逆にドライヤーを頭皮に近づけすぎると頭皮が乾燥することがあります。
頭皮が乾燥すると皮脂の分泌量が増えて脂臭くなるので、乾燥させないように20cmくらい離して使用しましょう。
そして頭皮がなんとなく乾いてきたら、次は毛先を乾かします。
髪の内側にドライヤーを当てて、髪の流れに沿って上から下に風を当てていきましょう。
キューティクルは下向きに開いているので下から上に当てるとキューティクルが傷つきやすくなります。
それに毛先の水気が頭皮に流れて濡れてしまうので、頭皮を乾かした作業も無駄になっちゃいますしね。
もしこれでも髪が傷みやすいときはアウトバストリートメントがおすすめ。
これは洗い流さないトリートメントで、ドライヤーの熱から髪を守る効果があります。
(通常はここまでしなくても大丈夫。特別に髪質が弱いときだけ検討しましょう)
STEP3 ドライヤーを冷風(送風)に切り替えて濡れた場所をチェック
最後はドライヤーを冷風(送風)に切り替えて髪に当てていきます。
冷風を当てることでキューティクルがキュッと閉じるんですね。
これでニオイ分子が髪に引っ付きにくくなります。
それに長時間、熱風を当てて髪を傷める心配もなくなります。
あと冷風を当てると、乾かせてない場所が一瞬でわかるので便利ですよ。
もし乾かし忘れがあるなら、もう一度熱風にしてもOK。
熱風と冷風を切り替えることで時短で髪を労わりながら乾かすことができ、結果的に臭いにくい頭皮環境を作れます。
朝シャンで髪を乾かさないときは扇風機で臭い対策
- 髪についたニオイをリセットして外出したい
- でも髪を乾かす時間がない
頭皮臭が気になる時にしたいのが朝シャンですよね?
でも朝シャンは髪を乾かす時間がないし、生乾きで外に出て外気の匂い(タバコや排気ガス)を吸着してしまいがち。
家を出る時には”ニオイ0″だったのに、会社についたときには”クサイ”ということもありえます。
朝シャンをしたいけど髪を乾かす時間がない。こんなとき僕は扇風機を活用しています。
朝起きたらすぐ朝シャンをして、タオルで髪の水分を吸い取った後で扇風機をオン。
あとは朝食を食べたりメールのチェックをしながら、ずーっと扇風機の風を頭に当てるだけ。
これだけでもけっこう髪と頭皮が乾くんですよね。
熱風じゃないので髪を傷める心配もなし。
それでも完全に乾かせなかったら外出時に髪をまとめて帽子をかぶりましょう。
髪をまとめると表面積を減らせるので、ニオイ分子のつく量を減らせます。
逆に気を付けたいのはヘアフレグランスやヘアワックスを使ってごまかそうとすること。
これこそ先ほど言った混合臭のもとになっちゃいます。
もし匂いが気になるなら扇子を使って手ぐしをしながら髪についたニオイを風で飛ばしましょう。
髪は乾かさないと臭いの元に!時短で乾かし頭髪臭を防ぐ
今回は髪を乾かさないときの頭髪臭のリスクと対策についてお話ししました。
- 頭皮に雑菌が繁殖する
- 塗れた髪に臭いニオイがつく
- 薄毛の原因にもなる
- 早く髪を乾かすコツ
- 大き目のタオルで髪の水気をとる
- ドライヤーを20cm離して使う
- 最後は冷風で乾いてない箇所を探す
- 朝シャン後は扇風機を活用して時短
上手にドライヤーを使えば1分ほどで髪を乾かすことができます。
たった1分で頭髪臭にソワソワすることなく1日を過ごせたら素敵だと思いませんか?
もしそれでも頭皮からニオイがしたり、同僚の女性など周囲の視線が気になるとき。
そんなときは頭皮臭専用のシャンプーで根本的な頭皮改善を検討しましょう。
髪を乾かすのは確かに面倒くさいです。
でもドライヤーで時短で乾かす方法や扇風機を上手く使えば、頭皮の嫌われ臭から卒業できますよ。