夜行バスは超安いのが最大のメリット!
私もよく東京から大阪間で利用しますがとにかく安い。
新幹線なら片道15000円、格安飛行機ならJR代も含めると1万前後。
それなのに夜行バスを使えば片道6000円ほどで目的地に着いてしまいます。
宿を取らないで早朝から旅を楽しめるのも魅力。
だから私は旅行でもビジネスでも夜行バスを活用しています。
…ただ究極のデメリットがあります。
それは乗車中に疲れやすい過酷な環境であること。
とくに利用し始めたころは何の準備もなく乗車していたので、片道8時間の旅はメチャクチャ辛かった。
「せっかく朝から自由に過ごせるのにスパで休む」なんてこともありました。
でも何度も夜行バスを利用するうちに、どんなバス会社を選べば疲れにくいか。
乗車時間にどう過ごせば体に負担がかからないかがわかるようになってきたんです。
今回はそんな『夜行バスで疲れにくいコツ』をお話しします。
何も知らないでフラッと乗ると翌日の朝に後悔しますよ。
旅先で元気いっぱいに楽しむためにも、夜行バスの旅を快適にしませんか?
“夜行バスが辛い”にサヨナラ!正しいバス選び
まずバスに乗る前に、どういった夜行バスを利用するかを選んでいきましょう。
料金やネームバリューだけで選ぶと後悔しやすいです。
だから『体に疲れを残さない』という視点で夜行バスを見ていきますね。
夜行バスで最強なのは2列シートの個室
疲れないことを最優先するなら最強なのが2列シートですね。
「夜行バスは安いけど我慢だ!」というイメージが覆る快適さです。
ほぼ水平になるまで倒せて寝返りが打てるリクライニング。
スマホを充電できるコンセントや上着をかけるハンガー付き。
それに寝れない時の読書灯やWi-Fiが完備されているバスもあります。
唯一のネックは料金ですね。
楽天トラベルで調べても東京-大阪間の片道が1万円弱。
これなら新幹線で行こうかなと思ってしまう金額になっています。
ただ新幹線なら前日にいくと宿代がかかるし、当日なら朝早く家を出ないといけない。
夜行バスなら前日の夜にのって移動時間は寝てるだけで早朝に着くので得した気分になれます。
乗り心地は最強!料金は高め!
というのが2列シートの率直な感想です。
現実的なのは3列独立シート!カーテン付きを選ぶ
私が一番使ってるのが3列独立シートになります。
独立型だと隣が通路になっていてお客を気にしなくていいのが心地いい。
それにプラスしてカーテンで仕切れるバスを選ぶと個室感がでて、さらに周囲を気にしないでよくなります。
3列独立シートなら東京-大阪間でも5000円~7000円くらいで済むので経済的。(楽天トラベル調べ)
乗り心地と財布事情のバランスが取れてるのが3列独立シートになります。
4列のスタンダードは最安値だけど”疲れが取れない”
私がのってメチャクチャ後悔したバスが4列シート。
修学旅行とかでのるタイプのバスですね。
東京-大阪間で4000円のくらいだったので、当時の私は即決で4列バスに決めました。
ただ乗り始めて2,3時間してから居心地の悪さが浮き彫りに(>_<)
メンタルが強くいなら、すぐ隣に他人がいてもグーグー眠れるかもしれません。
でも私には不可能でした。一睡もできずに8時間、バスで揺られただけ。
目的地についたら、まず漫画喫茶に入って爆睡した辛い経験があります。
ただ値段が圧倒的に安いというメリットもある。
だから行きはLCCにして帰りに4列の夜行バスに乗るならアリだと思います。
財布事情が厳しいときは助かる4列シートですが疲れが溜まりやすいので、なるべく避けましょう。
【補足】高速バスの座席は前方の窓側が良い
またバス会社によっては、座席を自分で決められる場合があります。
そんなとき私は必ず前目の窓側の席を選んでいます。
なぜ前目の席が良いかというと、スマホの光ですね。
後方に座ると、けっこうスマホの光がチカチカ眩しいのが鬱陶しい。
(アイマスクを用意してるなら問題ありません)
あと前目に座ると、休憩時に外に出やすいんですよね。
3時間おきにある休憩ですが、後ろに座ってると真っ暗の中で何列分も歩かないといけない。
それが面倒で『もういいや』と外に出ないこともあったので、私は前方に座るようにしています。
それと窓際を選んでいるのは、車体にもたれられて楽だからです。
通路側だと通路に何もないのでもたれられないんですよね。
もちろんトイレが不安な人は通路側の方が安心するでしょう。
なのでトイレが怖いなら通路側、気にしないなら窓側を選ぶと良いと思います。
夜行バスで辛いときは姿勢と座り方を変える
- 居心地のよさでは2列シート
- コスパでは3列独立シート
- 安いけど疲れやすいのが4列シート
…という話をしてきました。
今度は乗車中に疲れを溜めないコツです。
寝やすい工夫や腰の負担を軽くする姿勢
まず疲れを感じないための過ごし方を見ていきます。
私が乗車してまずやるのが、衣類を緩めること。
靴を脱いでベルトを緩める。
あとはシャツも第二ボタンまで開けて、とにかく体の締め付けを減らしていきます。
家で寝るときの環境に近づけるイメージですね。
パジャマに着替えるとかはムリですが、なるべく衣類の締め付けを無くします。
(ジーンズだとずーっと締め付けられて不快なので注意)
次は乗ってるときの姿勢ですね。
先ほどもいったとおり、窓際にもたれると楽に過ごせます。
まずは窓際に頭を乗せて首の負担を軽くする。
あとはリクライニングを倒して、横向きになります。
仰向けだと腰に負担がかかるので、横向きになって寝返りを打った方が楽ですよ。
もし足かけがなかったら、手荷物のリュックの上に足を乗せると居心地UPですね。
夜行バスでの詳しい寝方については、こちらの記事にまとめたので役立ててください↓
あと休憩時の過ごし方ですが、私は休憩時はなるべく外に出るようにしています。
バスの中ではずっと同じ姿勢でずっと同じ景色。
だからSAでご当地のお土産だったり、遠くの景色を見ながらストレッチするだけでも気分が変わりますよ。
ここまでしても眠りが浅くて途中で起きてしまうことがあります。
そんなときはバス内でもできる暇つぶしをして自分の機嫌をとるようにしてます(笑)
もし夜行バスで寝にくいときはぜひこの方法で暇な時間を有効にしましょう↓
参考⇒夜行バスで寝れないときの過ごし方!オススメの暇つぶしアイデア
乗車中にイライラを溜めない!マナー違反の乗車客への対応
疲れにくいバスを選んで、疲れにくい姿勢で過ごす。
ここまですれば『夜行バス=安いけど辛い』という意識も薄れるはずです。
ただ例外的に注意したいのが同じバスに乗っているお客の行動。
本人は意識してなくても、こちらに迷惑がかかっくることも多いです。
そんなときはグッズで対応していきましょう。
私が夜行バスに乗車するときに必ず用意する対策グッズはこちらになります。
- アイマスク…スマホ・読書灯の対策
- マスク…誰かがニオイがある食べ物を食べたとき
- イヤホン…隣の人がいびきをかいたとき
この3点はあらかじめ用意しておくと心強いです。
ビシッと注意で来たらいいですが、今どき何があるかわからないし怖いですよね。
だから乗車前にこの3点セットをダイソーで買っておくと安心できます。
工夫次第で夜行バスの辛さは減らせる
今回は夜行バスの辛さを軽減する方法をお話ししました。
① 居心地がいいバスを選ぶ
- 3列独立シートがおすすめ
- 2列シートが最強だけど料金が高い
- 4列シートは隣が気になって仕方ない
② 乗車中の過ごし方
- 衣類を緩めて体の緊張をほぐす
- 横向きで寝ると腰への負担も軽い
- 休憩時は外に出ると気分転換になる
- 他の乗客へのストレスには『アイマスク・マスク・イヤホン』で対応
自分の部屋のように快適に過ごすのは正直、難しいです。
ただ今回お話しした内容を試せば、そこまで怖がる必要もありません。
目標は旅先に着いた時に『楽しむぞ!』とモチベーションが保ててること。
これを目標にして、夜行バスで疲れにくい過ごし方を実践しませんか?